2010年8月アーカイブ

自然石風の部材を追加しました

ご無沙汰して申し訳ございません。久々の書き込みになります。

手前味噌になりますが、新人の進藤君が とても味わいのある文章を書いてくれるものですから、すっかり甘えてしまっております。
これからも 基本的に進藤君にまかせて、私は 皆さんに忘れられない程度に書き込みたいと思っています。


さて、今日の本題です。

『雅』のユーザーからこれまでご要望の多かった、自然石風の部材を追加しました。
これまでのCADでは、自然石というのは 表現が難しかったのですが、最近リリースされているバージョンの『雅』では、ロフト」「メッシュ」などの機能を使うことによって、それっぽい部材が作成できるようになってきています。

しかし それでも、自然石のように不規則な形状の作図は簡単ではありません。
いろいろいじっているうちに、どういう形になっているのか よくわからなくなってきてしまうんですよね・・・

今回は、そんな私のために、かの進藤君が それなりに気持ちをこめて作成してくれた部材をいくつか登録してみました。

下は、その部材を使って作成したCGデータです。

blog-mi017.jpg
また、新しく石目も追加しました。
「インターロッキング」9色と「新山崎」、「雪花青」、「南安青」と「G654 平和」の13種類です。

これまでにも登録されている石目もありますが、若干雰囲気を変えてあります。
よかったら、ぜひ試してみてください。

部材や石目は、サポート契約をいただいている 『雅』ユーザーの皆さんに、漸次無償配布してまいります。

宗利 尚史

黄金比

テレビ画面が、いわゆるワイドが当たり前の昨今、地デジ化の準備はお済みでしょうか。

ご家庭のテレビは対応済でも、職場のテレビは未対応というケースもまだまだあるようです。
が、今回は地デジのお話ではありません。

パソコンの場合、ワイド画面の縦横比は 16:9 16:10 です。
今回は、このうちの 16:10 は、
もっとも美しいとされる比率、『黄金比』 ( およそ 16.18 : 10 ) の近似値という、どうでもいいお話です。

 

なぜこの『黄金比』が美しいといわれるのか? そもそも本当に美しいのか?

・・・と言われると、専門家でもない私はなんとも言えないのですが、とりあえず、パルテノン神殿やミロのヴィーナス像などの要素に見てとれるのだそうです。

要は、人が自然に感じる 『美』 の、数学的な裏づけの代表的な例らしいです。

この『黄金比』を用いた長方形は、長辺をおよそ16.18とすると、短辺は10
この長方形から一辺が10の正方形をぴったり合わせて描くと、余った側の長方形は長辺が10、短辺が6.18になります。
この小さな長方形は最初の長方形と辺の比率が同じになります。
そこから、さらに長方形の中に一辺6.18の正方形を描くと、余った長方形は長辺が6.18、短辺が3.82でこれもまた比率は同じです。
その後もおよそ 16.18 : 10 の比率を保ったまま、永久に繰り返すことができるようになっており (小数点以下2桁では誤差により必ずしもそうではありませんが、本来の数値ではぴったり合うようになっています)、この時描かれた正方形の中心を結んでいくと無限につながる渦巻きになります。

 

ワイドの液晶モニターは、横の長さを少々持て余してしまいがちで、『雅』のボタンアイコンを探すときにも横方向の目線の移動が激しくて、疲れてしまうという声もあるようです。

が、そこで、『黄金比』を活用するのはいかがでしょうか。

『雅』のウィンドウを縮小し、縦方向いっぱいの大きさに合わせた正方形にして、メールソフトやネットブラウザなどを余った長方形に割り当ててみると、意外と便利。
さすがにそのままでは使いづらいですが、気になる情報があれば最大化すればいいだけのこと。新しいメールの件名をチェックするぐらいなら十分です。

実用性については責任を持てませんが、ひょっとしたら、黄金比』の美しさが、無意識のうちに仕事を効率化するきっかけになる。

 ・・・かもしれません。

進藤 幹人

XPはいつまで?

先日、Windows XP Professional プリインストールPC出荷期限が、10月22日とアナウンスがありました。

ご存知の方も多いと思いますが、OSが Windows7 になると、古いアプリケーションが使えなくなるケースが報告されています。

『雅』も例外ではなく、AutoCAD2007 以前をベースとするバージョンは、Windows7 環境下では動作しません。

旧来のアプリケーションが使えなくなるのは、主にセキュリティ面の強化に起因するものなので、決して改悪などではなく、一時的な不便があったとしても、やがて以前より勝手のよい環境が整っていくものなので、趣味で使う個人向けPCの世界における Windows7 の受け入れは、急速に進んでいるようです。

一方で、それが企業で使われるPCとなると、お話が変わってきます。

 ◆ 社内に何台もあるPCのOSを全てWindows7に移行させる
 ◆ スペック不足のPCは買い換える
 ◆ Windows7で動かないソフトをバージョンアップあるいは新規購入してインストールする
 ◆ 使用者に使い方を覚えてもらって以前と同じように使ってもらう

・・・ざっと思いつくだけでもこれだけの時間と労力とコストがかかります。

上流の激しい流れを渡っていち早く向こう岸にたどり着くか、下流にかかった橋を安全に渡っていくか、その判断は各企業様次第です。

しかしそれとは別の次元で、システム管理者を主とするユーザーからは、Windows XP 搭載機の復活を強く望まれていました。

そこで、ユーザーの強い要望に応えるように、期限つきで特別な措置がとられることになりました。

2010年8月現在、購入時に Windows7 に付随するダウングレード権を行使でき、これに基づいたXP(またはVista)プリインストール機の購入が可能になっています。(原則的に法人向けのみとなっていますが、ごく限定的に個人向けを販売するケースも存在します)

平たく言えば、まだXP機は買えるのです。
ただし、この措置は今年10月22日出荷分をもって終了、というのが冒頭で書いたアナウンスなのですが・・・

じゃ、ホントに終わりなの? ということで 「Windows XP ダウングレード」 と検索すると、いくつかニュースページの記事が出てきました。

日付の近い記事には、「Windows XPへのダウングレード権を延長」 という見出しが。

内容は、XPへのダウングレード権は、Windows7 のライフサイクルの終了(法人向けの場合最長で2020年?)まで、というもの。
どうもハッキリしません。 
結局のところ、XP機はいつまで買えるのでしょうか?

弊社としても、この問題には非常な関心をもっているのですが、決定的な答えは得られず、状況は流動的です。

将来に含みを持たせた形での、「とりあえず終わり」

市場の動向によって、「ご好評につき延長決定!」というアナウンスがあったとしても、ルール違反にはならないわけで・・・

現在、XP環境で業務を進められていて、「最近パソコンの調子がよくないみたいだ」「まだまだXPを使いたい」とお考えでしたら、XP機購入を視野に入れていただくのも一つの選択だと思います。

なお、10月22日は出荷日の期限になりますので、ご発注の期限は 9月末前後になると思われます。

詳細は、弊社のサポート担当者にお気軽にお問合せください。

進藤 幹人

通常の3倍

blog-sid001.jpgはじめにお断りさせていただきますが、今回は石と一切関係ない、とてもくだらないお話です。


コンビニのレジで、バーコードを読むピッという音と同時に表示された金額を見て、あまりの衝撃に我が目を疑いました。
578円!? 通常のカップめんの3倍の値段!?

現在、コンビニで限定販売されている、シャア専用チリトマト・ヌードルシリーズ

なんと1/380スケールのシャア専用モビルスーツの、クリアパーツ仕様ガンプラがついているのです。
しかもシャア専用チリトマトヌードル、赤いチーズチリトマト、辛さ3倍チリトマトの3バージョンがあり、それぞれにシャア専用ザク、シャア専用ズゴック、シャア専用ゲルググのガンプラがついています。

私たちの世代を狙い撃ちしたかのような商品展開に応えるように、3個そろえて大人買いしたのですが、値段を見ていなかったのが私の敗因でした。

このガンプラ、無料でついてくるオマケではなかったのです。


「我々はシャアにはめられたんです」

執拗な追撃を振り切り、奇跡的に大気圏突入を成功させたと思ったら、そこは敵勢力圏の真っ只中・・・
敵の将校シャア・アズナブルの巧妙な策略にはまったことに気づいたホワイトベース艦長代理、ブライト・ノアが苦々しくつぶやいた台詞が頭をよぎります。

普通の買い物で予想外に高かっただけなら、 「すいません、それやめときます」 と言うところですが、大人買いの時は逆に言いづらい・・・

結局、カップめん3つで1,734円という金額を支払うハメになりました。
皆さんも大人買いする際にはくれぐれもご注意を・・・

『字遊字在』で家紋を作成してみましたが、これってザビ家の家紋になるんでしょうか? それともダイクン家・・・?

進藤 幹人

お墓と私

子供の頃、私にとってお墓は、夏の暑い中、大人たちについて歩いていく場所、くらいの認識でした。

大人たちは供え物を置きながら、お墓の下に眠る人たちのことについて毎年同じ話をして、お線香を炊いていました。

私の父には弟 (私から見れば叔父にあたります) がいたのですが、14歳の若さで亡くなったそうで、父が叔父のお墓には特別の気持ちをこめてお参りしていたのを よく覚えています。

正直、お墓参りにはなんの興味もなかったのですが、親戚が集まるお盆は、同じ年頃の従兄弟たちと遊ぶ貴重な機会として楽しみにしていました。

大人になってから、祖父のお葬式に出席して弔辞を読み (予定外のハプニングで直前になっていきなり命じられたのですが・・・)、さらにその数年後、今度は祖母のお葬式に出席した際に、お墓に立ち寄ったあたりから、自分のルーツはここに集まっていて、いつか自分もここに加わるのだなぁ、とそれまで考えたこともない思いがわきあがってきました。

子供の頃、お墓参りの後で、一緒になって走り回って遊んだ従兄弟たちとも、ここで再会するのかと思うと、半ばいやいやついていったあの日の思い出もそうそう悪くない気がしてきます。

そんなことを考えているうち、それまでただの大きな黒い石にしか見えなかったお墓は、ご先祖から受け継いできた目に見えないものの象徴かもしれない、と思うようになりました。

その後、縁あってこの世界に入ってみて思ったことは、墓石を発注される方のご希望がとても細かく、しかも厳しいということ。 墓石は亡くなった方が身近に生きていた証であるだけでなく、一族の集まる場所として何年、何十年と立ちつづけるのですから、それもまた理解できます。

そして、そのご要望に応えるべく、石材業者様が日々大変な企業努力を重ねていらっしゃるということにも驚きました。デザイン面の要求を尊重しつつ、石材としての耐久性も重視した面のとり方や寸法など、見えないところまで細やかに配慮をされている姿勢には本当に驚かされました。

より忠実かつ具体的にイメージを形にする 『雅』、文字ひとつひとつに細やかな心配りを施す 『字遊字在』
この2つのアプリケーションを活かすお手伝いができるのは、とてもやりがいのある仕事だと思っています。

進藤 幹人

『字遊字在』っておもしろい!

『字遊字在』は、墓石の文字を作成することを目的としたソフトウェアですが、同時に家紋などの図案を作成するための作図機能も実装されています。

独自の操作系ゆえに、特にCADに馴染んでいるユーザー様は、なれるまで苦労されることもあるようですが、そうでない方には、逆に、CADよりも使い勝手がよいというお声をいただくこともあります。

私は、CADでの作図に慣れていましたので、初めて扱った時には、ごくシンプルな家紋の図案を作成するだけでも悪戦苦闘していましたが、使うにつれて、必要なものはちゃんと入っていることがわかってきて、作図もスムーズに行えるようになってきました。

たとえば、円を描くにしても、CADのように中心から描くという発想を捨て、下絵にあわせて端を合わせて描くようにする。 普段、 『字遊字在』を使いこなしていらっしゃるユーザー様から見れば、ごく当たり前のことですが、この発想の転換はなかなか苦労しました。

作図に関しては、線の微妙な修正は、非常に自由度が高く、操作も簡単
このあたりは、文字の繊細なニュアンスを表現する専用アプリケーションの本領発揮ですね。
ちょっとしたコツをつかめば手早く、美しく仕上げることができて、使いこなすのが楽しくなってきます。

家紋は、多くが幾何学的な工夫が凝らされていて、一見複雑な図案であっても、シンプルなルールに従ってデザインされていることが多いようです。
家紋帳は仕事上の便利な道具であるだけでなく、前時代の偉大なデザイナーがセンスの粋を集めた作品集でもあるのかもしれません。

進藤 幹人