『字遊字在』っておもしろい!

『字遊字在』は、墓石の文字を作成することを目的としたソフトウェアですが、同時に家紋などの図案を作成するための作図機能も実装されています。

独自の操作系ゆえに、特にCADに馴染んでいるユーザー様は、なれるまで苦労されることもあるようですが、そうでない方には、逆に、CADよりも使い勝手がよいというお声をいただくこともあります。

私は、CADでの作図に慣れていましたので、初めて扱った時には、ごくシンプルな家紋の図案を作成するだけでも悪戦苦闘していましたが、使うにつれて、必要なものはちゃんと入っていることがわかってきて、作図もスムーズに行えるようになってきました。

たとえば、円を描くにしても、CADのように中心から描くという発想を捨て、下絵にあわせて端を合わせて描くようにする。 普段、 『字遊字在』を使いこなしていらっしゃるユーザー様から見れば、ごく当たり前のことですが、この発想の転換はなかなか苦労しました。

作図に関しては、線の微妙な修正は、非常に自由度が高く、操作も簡単
このあたりは、文字の繊細なニュアンスを表現する専用アプリケーションの本領発揮ですね。
ちょっとしたコツをつかめば手早く、美しく仕上げることができて、使いこなすのが楽しくなってきます。

家紋は、多くが幾何学的な工夫が凝らされていて、一見複雑な図案であっても、シンプルなルールに従ってデザインされていることが多いようです。
家紋帳は仕事上の便利な道具であるだけでなく、前時代の偉大なデザイナーがセンスの粋を集めた作品集でもあるのかもしれません。

進藤 幹人