2012年1月アーカイブ

Poker Face

ポーカーフェイスという言葉の意味は、感情を表に出さない無表情な様子のこと、

とWikipediaにあります。

手札の優劣を他のプレイヤーに悟られないようにして、

ポーカーのゲームを有利に運ぶための技術に由来すると、一般に認識されています。

が、今、「Poker Face」と言えば、

かのレディー・ガガの名曲を連想する方が多いのではないでしょうか。

ちょっと前にauのスマートフォンのCMで使用されていましたね。

ガガはその音楽性だけでなく、奇抜なファッションでも話題をさらっています。

が、私は始めて彼女を見た時に、「どっかで見たことあるような・・・」と思いました。

洋楽に疎い私が、シーンの先端を走る彼女を見て デジャヴはありえないはずなのに。


あの(常人には理解できない)奇抜なファッションと

(意味合いは全く違うけれども)一度聴くと頭に残る楽曲、あれは・・・

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     ジャガーさんだ!!

          (ジャガー横田ではないです)


千葉、あるいは神奈川にお住まいの方なら

ご存知かもしれませんね。 ジャガーさん

バブルまっただ中の80年代。

バンドブームで若い世代が浮かれる中で実業家として財を成し、

私財をもってライブハウスを経営しつつ、自らもステージに立ち、

若手のバンドマンたちの面倒を見て、挙句、テレビの番組枠を買い取って

自分の番組を放映していた伝説の人物、ジャガーさん。

(彼を知る人物は尊敬の念を込めて、さん付けします)


当時でも40代くらいと思われる彼の衣装は、ヘビーメタル風でありながらどこかズレていて、

Wikipediaで「落書きのようなメイク」と称されるインパクトに満ちたルックスで子供番組にも出演。

コーナー1つを担当するレギュラーだったのです。


当然、周囲はそのまとまりきっていないキャラの奇妙な言動を笑っていたのですが、

本人は至って大真面目。

最初のうちは私も、雑誌「宝島」などで彼を紹介する記事を「本物の○○だ」と思って

面白おかしく見ていましたが、やがて彼の真摯な姿を見るにつれ、すっかりファンになりました。

彼も周囲の嘲笑には気づいていたのでしょうが、それでも他人に曲げられることのなかった

(というか最初から曲がっていた)そのスタイルこそ、真のポーカーフェイスかもしれません。

ジャガーワールドとしか形容できない独特な楽曲については、機会を改めて詳しく。


ジャガーさん、20年早すぎたんだな・・・

進藤 幹人

フレンチフライ

初めてフレンチフライと聞いたとき、野菜をカラッと揚げて気の利いたソースをかけただけなのに

値段だけはやたら高そうな フランス料理を想像した日本人がいました。

私です。

フレンチフライが ただのフライドポテトだったと知ったときは、文化の違いを感じたものです。


前回のブログで、フランス小説を原作とした日本の映画 「太陽を盗んだ男」 のお話をしましたが、

今回は フランス映画のリメイク作品 「死刑台のエレベーター」 を観た話をさせていただきます。

普段、特に映画など観ないのですが、20年ほど前に見た原版の印象が割と強かったので、

現代の日本に舞台をおきかえた今作に興味あって、レンタルショップで借りてきました。


・・・ びっくりです。 いろんな意味で。

こうした場でネタバレはとてもまずいので、詳しく書くことは避けますが、

ストーリーとしては、ある女(吉瀬美智子)が殺人を計画し、恋人の男(阿部寛)がそれを実行。

わずか15分の完全犯罪のはずが、回収しきれなかった証拠を隠滅するために行動した結果、

男はエレベーターに閉じ込められて一夜を過ごすことになってしまいます。

ちょうどその頃、男の乗っていた車を盗んだ若い男女が、全く別の場所で殺人事件を起こして逃亡。

現場にあった所有物から、男は身に覚えのない罪をきせられそうになります。

しかし、その無罪を証明するには自分の犯した殺人を明かさねばならなくなり・・・

というサスペンスです。


これだけ読むと面白そうですよね。

というか面白いです。 原版は。

ところが、今回のリメイク版は、脚本や設定がぶっとんでいるために、

登場人物たちが 揃いも揃って後先なしの行動ばかりしているように見えるのです。

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なぜそこでエレベーターに乗るの!? 

勤務中なのに車盗んでドライブ? 

携帯はそんな扱いですか!? 

そこで写真撮るのはマズいでしょう! 


あらゆるツッコミが口をついて出そうになります。

原作も大筋はそうだったといわれれば、間違いだとは思いませんけれども、

それを裏付ける時代背景や国民性を無視して表面をなぞっているのが、

各種批評サイトでのあの評価につながっている気がします。


フランス映画のストーリーと設定を 現代日本に置き換えてリメイクという野心はいいと思います。

ただ、フレンチフライをフライドポテトと呼称する日本人には、

同じモチーフでも日本人なりの切り口があったはずではないかと思うんですよねぇ・・・


そう考えると、和型の外柵、上下蓮華に洋型の竿というのも味わい深く思えてきますね。

進藤 幹人

Holidays in the Sun

新年、あけましておめでとうございます。

旧年中は例年にもまして、お取引先の皆様に大変お世話になりました。

本年もどうぞ変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。


さて、2012年

テレビなどでは人類の歴史が終わるとか終わらないとか、そんなお話も出ているようですね。


2012年終末論の根拠の一つが、マヤ文明における人類の暦が

2012年の12月22日で終わっているから、だそうです。

個人的には、その暦の製作担当者が

「だいぶがんばっちゃったし、もうこんくらいでよくね?」

と適当に切り上げたのがたまたまその日だったと思っていますが

皆さんはどう思われますか?


年の始まりから「終わる」という文字が出てくること自体、

これといった話題が浮かばなかった証拠ですね。 すみません。

年末年始のお休みの間、自宅の敷地から出たのはほんの数回という生活を送っておりました。


そんな怠惰な日々を送る中、私は映画を一本観ました。

「太陽を盗んだ男」です。

フランス人が書いた小説を映画化した邦画で、主演は 沢田研二 と 高倉健 です。

沢田研二 扮する中学校の理科教師が、原子力施設から放射性物質を盗み出して

原子爆弾を作ってしまうというストーリーです。

もっとも、この映画は、原爆やその危険性よりも、類まれなる才能と強運によって手段を得たが

目的がなかった男の奇妙な悩みに焦点を当てていますので、

当初のハイテンションな空気が次第に冷めて、追い詰められていく様が

みどころではないかと思います。

沢田研二が ボブ・マーリィを歌い踊る貴重なシーンも収録されていますので、

興味のある方はぜひ。


というわけで、凡人たる私、太陽は盗めませんが、寒空に浮かんだ初日のごとく、

冷えた世の中にあっても明るく、暖かく、希望を抱かせるような存在になりたい

と思う年の始めでございます。


もっとも、冒頭に申し上げた通り、ほとんど家の中におりましたので初日は見ていませんし、

亡者のうごめく廃墟を徘徊するようなゲームばかりしてましたけど。

プレイステーション3のダークソウルです。はい。

   太陽万歳!

進藤 幹人

2012年が始まりました

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あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。


大晦日の夜は 例年通り、家族全員で、家の近くの

菩提寺である「月山寺」に 初詣にいってきました。


風もなく、静かな夜。


境内で、甘酒やおしるこをいただきながら、

新年を迎えるのを待ちます。


年が明けるのと同時に、「護摩供養」が始まりました。

「護摩供養」は、山伏姿の修験者によって とり行われます。

境内の中央に 井の形に壇木が組まれ、その周りを修験者が

祈祷をしながら練り歩き、四方の天に向かって破魔矢を放ちます。

こうして、壇木の周囲に結界を張っているのだそうです。


その後、壇木に火が付けられ、薪やヒノキの枝を燃やします。

もうもうと白い煙がたちこめた後は、護摩を焚く

真っ赤な火柱が、新年の夜空を 焦がします。


今回は、除夜の鐘も撞かせてもらいました。


今年もいい年になりますように。

宗利 尚史