ハムスターでGO!

ローラー台って ご存知ですか?
 
 
3本のローラーの上に載せた自転車をこぐと、自転車は倒れずにその場所で走ります。
 
競輪選手が室内練習をする映像などでよく出てきますよね。
 
雨のときや 夜に外で走れない自転車乗りの 練習用必須アイテムのひとつです。
 
 
ただ、走れなくて悶々としているよりはずっとましなのですが、
 
ご察しの通り、それほど楽しいものではありません。
 
外を走る爽快感はもちろんありませんし、
 
ずっとペダルを踏んでなければ倒れてしまいますから 疲れるし、
 
鍛錬と割り切らないとなかなか続けることは難しい…
 
 
ハムスターみたいだね」
 
「それに発電機とかつけられれば 家計の足しにもなるのに」
 
とか、口さがない家族から言われるのは、自転車乗りのあるあるでもあります。
 
 
これまでは、音楽を聴いたり自転車レースの映像を見ることで
 
気を紛らわして、ペダルを回していました。
 
 
ところが!
 
 
最近、とんでもないツールが自転車界に登場しました!
 
「Zwift」という、いわゆる「大規模多人数参加型オンラインゲーム」です。
 
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インターネットとワイヤレス技術を用いて、世界中のローラー台利用者同士が、
 
仮想空間を一緒にサイクリングすることができます。
 
 
ごく簡単に言えば、ローラー台の上で自転車をこぐと、
 
ペダルを回したことによる回転数や パワーなどのデータが無線で収集されて、
 
パソコンの画面の中のアバターが 仮想空間のコースを走り出すというわけです。
 
 
仮想空間のコースは、山あり、街ありのバラエティに富んだ設定になっていて、
 
自分でコースを選択できるようになっています。
 
 
コースの傾斜によって負荷が増えるのはもちろん、
 
下りではペダリングを緩めても しっかりスピードが上がっていきます。
 
タイトなヘアピンカーブに、時速80km超で突っ込んでいくときは オイオイと思いますが。
 
 
何はともあれ、リアルタイムで世界中の自転車乗りといっしょに走れるってのがすごい。
 
ゆっくりと走る人を、後からせまってくる車を気にすることなく追い抜けるし、
 
ものすごい勢いで抜いていく猛者を必死に追いかけて撃沈したり。
 
実世界の自転車仲間と時間を合わせて ログインして、いっしょに走ることもできます。
 
 
たくさん走って経験値を積むと、仮想空間の中で アバターが着用するジャージや
 
自転車、パーツなどがもらえます。
 
普通のオンラインゲーム同様、アバターをカスタマイズしていく楽しみもあるのです。
 
 
おかげで、長かった練習時間が、あっという間に過ぎるようになりました。
 
これはまさに、サイクリングの世界で 自転車の発明以来のイノベーション
 
 
私のアバターに前髪があるのが嘘くさい…というツッコミは ナシでお願いします。
 
宗利 尚史