ひとりごとの最近のブログ記事

Poker Face

ポーカーフェイスという言葉の意味は、感情を表に出さない無表情な様子のこと、

とWikipediaにあります。

手札の優劣を他のプレイヤーに悟られないようにして、

ポーカーのゲームを有利に運ぶための技術に由来すると、一般に認識されています。

が、今、「Poker Face」と言えば、

かのレディー・ガガの名曲を連想する方が多いのではないでしょうか。

ちょっと前にauのスマートフォンのCMで使用されていましたね。

ガガはその音楽性だけでなく、奇抜なファッションでも話題をさらっています。

が、私は始めて彼女を見た時に、「どっかで見たことあるような・・・」と思いました。

洋楽に疎い私が、シーンの先端を走る彼女を見て デジャヴはありえないはずなのに。


あの(常人には理解できない)奇抜なファッションと

(意味合いは全く違うけれども)一度聴くと頭に残る楽曲、あれは・・・

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     ジャガーさんだ!!

          (ジャガー横田ではないです)


千葉、あるいは神奈川にお住まいの方なら

ご存知かもしれませんね。 ジャガーさん

バブルまっただ中の80年代。

バンドブームで若い世代が浮かれる中で実業家として財を成し、

私財をもってライブハウスを経営しつつ、自らもステージに立ち、

若手のバンドマンたちの面倒を見て、挙句、テレビの番組枠を買い取って

自分の番組を放映していた伝説の人物、ジャガーさん。

(彼を知る人物は尊敬の念を込めて、さん付けします)


当時でも40代くらいと思われる彼の衣装は、ヘビーメタル風でありながらどこかズレていて、

Wikipediaで「落書きのようなメイク」と称されるインパクトに満ちたルックスで子供番組にも出演。

コーナー1つを担当するレギュラーだったのです。


当然、周囲はそのまとまりきっていないキャラの奇妙な言動を笑っていたのですが、

本人は至って大真面目。

最初のうちは私も、雑誌「宝島」などで彼を紹介する記事を「本物の○○だ」と思って

面白おかしく見ていましたが、やがて彼の真摯な姿を見るにつれ、すっかりファンになりました。

彼も周囲の嘲笑には気づいていたのでしょうが、それでも他人に曲げられることのなかった

(というか最初から曲がっていた)そのスタイルこそ、真のポーカーフェイスかもしれません。

ジャガーワールドとしか形容できない独特な楽曲については、機会を改めて詳しく。


ジャガーさん、20年早すぎたんだな・・・

進藤 幹人

フレンチフライ

初めてフレンチフライと聞いたとき、野菜をカラッと揚げて気の利いたソースをかけただけなのに

値段だけはやたら高そうな フランス料理を想像した日本人がいました。

私です。

フレンチフライが ただのフライドポテトだったと知ったときは、文化の違いを感じたものです。


前回のブログで、フランス小説を原作とした日本の映画 「太陽を盗んだ男」 のお話をしましたが、

今回は フランス映画のリメイク作品 「死刑台のエレベーター」 を観た話をさせていただきます。

普段、特に映画など観ないのですが、20年ほど前に見た原版の印象が割と強かったので、

現代の日本に舞台をおきかえた今作に興味あって、レンタルショップで借りてきました。


・・・ びっくりです。 いろんな意味で。

こうした場でネタバレはとてもまずいので、詳しく書くことは避けますが、

ストーリーとしては、ある女(吉瀬美智子)が殺人を計画し、恋人の男(阿部寛)がそれを実行。

わずか15分の完全犯罪のはずが、回収しきれなかった証拠を隠滅するために行動した結果、

男はエレベーターに閉じ込められて一夜を過ごすことになってしまいます。

ちょうどその頃、男の乗っていた車を盗んだ若い男女が、全く別の場所で殺人事件を起こして逃亡。

現場にあった所有物から、男は身に覚えのない罪をきせられそうになります。

しかし、その無罪を証明するには自分の犯した殺人を明かさねばならなくなり・・・

というサスペンスです。


これだけ読むと面白そうですよね。

というか面白いです。 原版は。

ところが、今回のリメイク版は、脚本や設定がぶっとんでいるために、

登場人物たちが 揃いも揃って後先なしの行動ばかりしているように見えるのです。

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なぜそこでエレベーターに乗るの!? 

勤務中なのに車盗んでドライブ? 

携帯はそんな扱いですか!? 

そこで写真撮るのはマズいでしょう! 


あらゆるツッコミが口をついて出そうになります。

原作も大筋はそうだったといわれれば、間違いだとは思いませんけれども、

それを裏付ける時代背景や国民性を無視して表面をなぞっているのが、

各種批評サイトでのあの評価につながっている気がします。


フランス映画のストーリーと設定を 現代日本に置き換えてリメイクという野心はいいと思います。

ただ、フレンチフライをフライドポテトと呼称する日本人には、

同じモチーフでも日本人なりの切り口があったはずではないかと思うんですよねぇ・・・


そう考えると、和型の外柵、上下蓮華に洋型の竿というのも味わい深く思えてきますね。

進藤 幹人

Holidays in the Sun

新年、あけましておめでとうございます。

旧年中は例年にもまして、お取引先の皆様に大変お世話になりました。

本年もどうぞ変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。


さて、2012年

テレビなどでは人類の歴史が終わるとか終わらないとか、そんなお話も出ているようですね。


2012年終末論の根拠の一つが、マヤ文明における人類の暦が

2012年の12月22日で終わっているから、だそうです。

個人的には、その暦の製作担当者が

「だいぶがんばっちゃったし、もうこんくらいでよくね?」

と適当に切り上げたのがたまたまその日だったと思っていますが

皆さんはどう思われますか?


年の始まりから「終わる」という文字が出てくること自体、

これといった話題が浮かばなかった証拠ですね。 すみません。

年末年始のお休みの間、自宅の敷地から出たのはほんの数回という生活を送っておりました。


そんな怠惰な日々を送る中、私は映画を一本観ました。

「太陽を盗んだ男」です。

フランス人が書いた小説を映画化した邦画で、主演は 沢田研二 と 高倉健 です。

沢田研二 扮する中学校の理科教師が、原子力施設から放射性物質を盗み出して

原子爆弾を作ってしまうというストーリーです。

もっとも、この映画は、原爆やその危険性よりも、類まれなる才能と強運によって手段を得たが

目的がなかった男の奇妙な悩みに焦点を当てていますので、

当初のハイテンションな空気が次第に冷めて、追い詰められていく様が

みどころではないかと思います。

沢田研二が ボブ・マーリィを歌い踊る貴重なシーンも収録されていますので、

興味のある方はぜひ。


というわけで、凡人たる私、太陽は盗めませんが、寒空に浮かんだ初日のごとく、

冷えた世の中にあっても明るく、暖かく、希望を抱かせるような存在になりたい

と思う年の始めでございます。


もっとも、冒頭に申し上げた通り、ほとんど家の中におりましたので初日は見ていませんし、

亡者のうごめく廃墟を徘徊するようなゲームばかりしてましたけど。

プレイステーション3のダークソウルです。はい。

   太陽万歳!

進藤 幹人

Working On #2

今年最後の記事は、前回からスタートしたシリーズの第2回です。

仕事の合間にみつけた人、モノ、石を一枚の写真に切り取ってみました。

 

#2  交差
 

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前回のもそうですが、iPhone用カメラアプリの定番「Hipstamatic」で撮影しています。

アナログなテイストを醸しだすアプリで、便利さとは無縁ですが

世界中のファンに 支持され続けています。

 

そうそう、なぜクレーンネタが続くかと言いますと、

優れた道具が持つ 独特の表情をとらえるのに適したサイズの被写体だったから・・・

ではなく、ストーンフェスティバルで撮ったものを何とか使いたかったからです。

 

すみません。

次回は新しい素材でいきます。 ・・・たぶん・・・

 

 

ということで、今年も1年間のご愛読、本当に ありがとうございました。

来年も、どうぞよろしくお願いします。

進藤 幹人

Working On #1

仕事の合間にみつけた人、モノ、石を一枚の写真に切り取ってみました。


#1 天を穿つ鉤爪
 

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・・・こんな感じでいかがでしょうか。


石材業者の皆様、私が伺った際に、

機械や関係者の方の撮影をお願いすることがあるかもしれませんが、

ご理解いただけましたら幸いです。

進藤 幹人

 

赤い皇帝

秋の笠間が賑わう 4日間。

いばらきストーンフェスティバルに、我が 後藤商店は

古河ユニックさんと、合同で参加致しました。


ブースの場所は、ゲートに入ってすぐという絶好の位置。

ポールポジションは予約済み、全盛期のシューマッハを彷彿とさせますね。

(反対側のゲートからは一番遠いじゃないか というツッコミはご法度です!)


そこに、1.0t吊り 1台、2.4t吊り 2台(4段ブーム、5段ロングブーム)の

クローラクレーン 3台をずらりと並べ、後ろにはトラッククレーン、通称ユニック車を配置。

計4本の赤いアームを、堂々と伸ばしました。

ちなみに、2.4t吊り5段ロングブームの最大地上揚程は、7.4メートルを誇ります。

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来場者の方々からたくさんのお問い合わせをいただきましたが、

特に、旧来から クローラクレーンに馴染みのある皆様が、

新型に興味を寄せていただいたのが 印象的でした。


こんなに幅ちっちゃくなったんだねぇ (1.0t吊りは 全幅595ミリです!)」

リモコンは 2種類から選べるのか~ (新型のジョイスティックタイプと、旧来の方式から選べます)」

今のは油圧走行なの? (スムーズな油圧走行、2速切替で高速モードも搭載)」

巻き上げ、速くね? (毎分13メートルの高速巻き上げ!)」

などなど。


やはり気になるのは お値段だと思いますが、今なら SoftBankもびっくりの、キャンペーン期間中。

実戦向きの 2.4t吊りが、驚きのお値段で。

現在お使いの移動式クレーンの下取りもいたしますので、ぜひこの機会に!


また、一般の方々からも、たくさんのお声がけをいただきました。

変形ロボットのようなアウトリガーの動作に、重機大好きキッズの目は釘付け。


古河ユニック水戸営業所の辻所長による デモが始まると すぐに人だかりができたり、

めったに見る機会のないクローラクレーンを 間近で写真に収める男性がいるかと思えば、

赤い機体に熱いまなざしを注ぐ若い女性(建機ガール?)が、コンパクトデジカメで

カメラの性能が写真のデキの決定的な差ではないとばかりに、撮影する場面もあったりと、

大いに賑わう 3日間でした。


え? 開催期間は 4日間と最初に書いていたじゃないか、と?

・・・ 4日目はあいにくの雨でした。

雨天の野外イベントとしては かなりの来場者数だったと思うのですが、

さすがにちょっと物足りない最終日になってしまったことは否めず・・・ です。


まぁ、雨のレースに定評のあるシューマッハでも、

98年には 周回遅れのクルサードに激突した事故があったことですし。


自分のところのブースの話ばかりになってしまいましたが、全体でみれば、

茨城の石材業は元気だということをアピールできた4日間だったと思います。

石にまつわる仕事と人々は、昔と比べればいろいろな部分が変わってしまったけれど、

それが悪いことばかりだとは思いません。

匠の技術と産み出された品々は、時代に合わせた形で、この先も長く受け継がれていくことでしょう。

出展者の皆様、おつかれさまでした。

そして来場してくださったすべての皆様に、


ありがとうございました。

進藤 幹人

 

24 - TWENTY FOUR

     (後藤商店 研修旅行の話の完結編。 ・・・最後までお付き合いください)


ここで 時間はお昼前。 ほどよく歩いたあとなので、食事へ。

前日の、肉率の高さ(?)を反省して、岩手の名物として名高い、わんこそばをいただきました。

わんこそばといえば、食べているよこから 次々とそばのおかわりが追加される

被虐的な食事というイメージがあるのですが、本来は、小さく分けられたそばを

自分のペースで少しづつ、薬味を変えながら、味の変化を楽しむものらしいです。

12の小椀が2段のお盆に載せられて計24杯。

一つのお椀は一口で食べるのにちょうどいい分量。

この2日間において、最初で最後のさっぱりとした食事に、一行全員満足しました。

 

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岩手県の工芸品として有名なのが、南部鉄

当初は、鉄瓶など買って帰ろうかな、などと考えていたら、

伝統の職人芸による品物は、やはり、お値段も結構な金額です。

代表的な装飾で、あられと呼ばれるあのブツブツ、

粘土の型に、ひとつひとつつけているという事実をご存知でしたか? 

和風総本家で見た時はびっくりしました。

でも、風鈴なら非常にお手頃な価格で、とても涼やかな音色を楽しめるとあって、記念に購入しました。

 …もう秋ですけど。


痛ましい記憶とともに語られることの多い、2011年の東北。

人々はそれでも、たくましく生きていました。

よく、東北人は辛抱強いから、震災みたいな逆境にも強いんだ、などと言われますが、

そんなことはないと思います。

(東北生まれで、逆境どころかあらゆる状況に弱い私が言うんだから、間違いありません)


今回感じた強さは、土地柄というどこか曖昧なものではなく、

災禍を越えて、日常というものの重みを知った人々に 共通するものなのではないか、と。

私は、帰りの車の中でそんなことを考えていました。

進藤 幹人

Point of No Return

     (後藤商店 研修旅行の話題の第3弾。 もはや、サーガです)


2日目の朝は、お風呂から。

この宿では、なぜか時間帯によって、男湯と女湯を入れ替えていて、

この日は 「天空の湯」 と呼ばれる 完全な露天風呂が朝から楽しめたのですが、

私は普通のお風呂で朝風呂に入りました。

(私は極端な近視で、眼鏡がないと景色も何も見えないので、

     朝方の露天風呂は、明るい意外は ただの寒い風呂になってしまうのです)


バイキングで朝食をいただいた後は、いよいよ真の目的地、平泉へ。

やはり、メインは 「金色堂」 です。

震災の被害が気になるところですが、この時は問題なく公開されていましたので、

観光客の入りもそれなりに戻りつつあったのでしょう。

車をとめて、いざ・・・ と思ったら、いきなりの坂道。

意外と急で面食らってしまいました。

震災の被害とおぼしき箇所がいくつかあったものの、全体的には至って元気な印象を受けました。

途中で、かの松尾芭蕉が 「兵どもが夢の跡」 と詠んだと言われる場所がありました。

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金色堂は初めて見たのですが、残念ながら 撮影禁止 (まぁ、当然ですよね・・・)。

覆堂と呼ばれる建物のなかに、そっくりそのまま建物が保護されているというのは

なんだかちょっと違和感。

でも、こうでもしないと、この見事な建築は、あっという間に劣化が進んでしまうので、

やむを得ないのでしょう。

ガラス張りの内部は、温度・湿度とも保たれた状態になっているそうです。


後で、復元作業のドキュメントを見ましたが、

細部に至るまで完璧な復元を施していたことを知って、さらに驚きました。

本当に気の遠くなるような仕事の果てに、建立当時のままの姿を取り戻したわけで、

その作業に費やされた労力と、やりとげた意思と、惜しみなく注がれた技術は、

金色堂そのものと同等の価値があるように思えます。

千年の昔、ここにあった栄華の象徴が、現代に蘇るというロマンの陰には、

そういったドラマがあるんだなぁ、と月並みな感動。

実際、すごすぎて気の利いた感想なんて出て来ません。


急な坂をまた降りて、中尊寺をあとにしました。

このへんで、正直言って足がかなり痛くなりました。

写真撮影にかこつけてちょこちょこ休んでいたのですが、それでも痛い。

自分の運動不足ぶりが はっきりわかって、恐ろしくなります。


さらに車は 毛越寺 (「もうえつじ」と読んでいましたが、「もうつうじ」だそうです)へ。

ここは、見事な庭園が有名なのですが、このあたりになると、強行スケジュールの疲れが出てきたのか、

とある球技の試合場みたいだ、などというとんでもない感想が口をついて出てきていました。

そんな、歴史の重みを感じない感想などはともかく、石川プロの来シーズンに期待することにします。

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先出の金色堂も、この庭園も、浄土真宗における極楽浄土を表現する

試みの一つであったと言われています。

それぞれのアプローチの違い、なかなか興味深いものがあります。

     (旅行の記事は、まだまだまだ、続きます)

進藤 幹人

 

CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU, (君の瞳に恋してる)

       (前回の、後藤商店 研修旅行の続きです)


松島をあとにした我々は、平泉より少し南側に位置する 一関の宿へ。

すぐに夕食の時間になったので、食卓に向かったのですが・・・

松島での食事から、数時間経っていたというのに、

牛タンがまだ、お腹の中に残っているような感覚がありました。

せっかくの豪華な食事に なかなか箸が進まず、飲み放題もビール2杯ぐらいで ギブアップ。

実にもったいない・・・


食事のあとは、劇団「夢の旅」さんの 歌謡ショーです。

座長の 瞳ひろしさんをはじめとする 団員の皆さんによる、歌に合わせた舞踊は

独特のキレがある動きで引き込まれました。

大衆芸能は奥が深い。

瞳ひろしさん、公演の終わりには握手で記念撮影に応じてくれる、とってもいい人でした。


ただ・・・ 不思議なことに、どんな内容だったか次の日にはほとんど覚えていないのです。

今、この文章を書きながら写真を見ても、全然思い出せません。

内容が希薄・・・ いやいや気迫に満ちた演技だったので、圧倒されっぱなしだったせいです、きっと。

でも、逆に考えると、公演に足しげく通っていらっしゃるとおぼしきファンの方々も

毎回、新鮮な気持ちで楽しめるでしょうから、問題ないですよね!

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このあとは、さらにカラオケへ。

もう深夜だというのに、地下のカラオケコーナーで、我々だけが異様な盛り上がりぶりでした。

食事がラストオーダーになります、と言われたのを待っていたかのように、

ラーメンをオーダーする、後藤商店ラーメン部隊。

コースの料理はほとんど手を付けなかったのに、ラーメンはぺろっと食べてしまう隊員たち。

アルコール+深夜のラーメン。

体に悪いものって、どうしてこんなにおいしいんでしょうか。


長い夜はまだ終わりません。

知る人ぞ知るボードゲームの名作、「スコットランドヤード」をプレイしました。

この日のために購入したので、意地でもプレイしたかったのです。

一人が怪盗Xという逃げる役、あとのプレイヤーが刑事となって、

ロンドンを舞台に繰り広げられる 逃亡劇をテーマにしたゲームで、かなり盛り上がります。

一番やる気がなかったはずの真光寺が、経験(以前プレイしたことがあるそうです)とカンで名推理連発。

怪盗薄田、怪盗宗利、怪盗柳瀬、いずれも初動捜査の段階で検挙していました。


すさまじい密度の一日目を終えて、旅は二日目へ。  (すみません、まだ続きます)

進藤 幹人

I Wish for You

さる10月2日~3日、後藤商店では研修旅行として、岩手県の平泉へ行ってまいりました。

 

移動手段はウィッシュ一台。

計画の時点で、かなり無理があるのでは? という意見もありましたが、

実際にやってみると、意外なほど快適でした。

さすが、トヨタ! (でも、私はマツダしか乗りません。)


平泉の前に、日本三景に数えられる松島へ立ち寄りました。

ここではまず、牛タン

仙台名物とされるだけにかなり期待を寄せていたのですが、

ハッキリ言って・・・ 予想を超えていました!


普通、牛タンといえば、厚さ1~2ミリぐらいの肉を 噛んで噛んで旨味を味わうもの

(このにじみ出る旨味、最高ですよね)、という感覚があるのですが、

仙台の牛タンはまず厚みが圧倒的です。

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この分厚くてジューシーな肉を豪快にほおばって、

麦飯と一緒にガッツリいただくのが、仙台のスタイルです。

素材は同じでも、もはや別な食べ物ですね、これは。

ものすごいボリュームで大満足。

私の人生うまいものランキングベスト5に加わるぐらいのうまさでした。

ウマカッタ・・・


そこから、湾内遊覧船で、松島の景観を眺めます。

さきの東日本大震災で崩落してしまった景観もあり、非常に惜しいと思いました。

が、よく考えてみれば この世に変わらぬものはなし、です。

特に 松島は、特有の環境によって、常に激しい変化にさらされてきたわけです。

かの 松尾芭蕉も私たちも、悠久の時にわたる変化の一コマをみているにすぎないのだと考えたら、

それもまた、松島の新たな顔なのだと思います。


遊覧船ではもう一つのお楽しみ、カモメの餌付けがありました。

後部のデッキに出ると、カモメたちが船の周りを飛び交っていて、

えさを差し出すと、一瞬でくわえて飛び去ります。


船の速度に合わせてタイミングを計るものもいれば、

いきなり横からかすめ取ってしまうものもいたりして、かなり夢中になってしまいました。

さながら、X-ウィングTIEファイターの空中戦。

彼らのプロトン魚雷が 我々に命中しなかったのは、実に幸運だったのかもしれませんね。

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さらにもう一つの仙台名物、笹かま

お魚の旨みが濃厚で、スーパーに並んでいるものとは まるで違います。

自分で焼くというワンアクションが、おいしさをさらに引き立ててくれます。

コレモウマカッタ・・・


半日でこんなにおいしいものを食べたのは、初めてなんじゃないかと思えるほどでした。


ビバ・松島!   (続く)

進藤 幹人

It's only Smart Phone (but I like it...)

私は、アップルの iPhone4 を使っています。

また、それを使って、日々いろいろなものを写真に収めています。

 
iPhone4 は、昨年発売された商品で、当時としては中々のカメラを搭載していましたが、

すさまじい速さで進化する、他社ケータイのカメラにスペックで押されているのが実情です。

がしかし! だからといって、iPhone が他のケータイに劣る ということではありません。

アズナブル少佐の名セリフにもある通り、

カメラの性能の違いが ケータイとしての決定的差ではないので、あまり気にはなりません。

むしろ、よりチープなカメラで撮影したような テイストを楽しんでみたりしています。


逆光、しかも背景に洗濯物が写ってしまった上に、たまたま猫の目がキラーン!

となってしまったこの写真も・・・

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Marlboro Ice Blast のような精悍なイメージを醸しだす(?)一枚に!

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夏の夕方、踏切待ちの間に、なんとなく撮った一枚も・・・

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鮮やかな空と 影となった地上の、厳かな対比が印象的な一枚に!

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標準搭載のカメラで撮影したものを、170円で販売しているアプリを使って加工すればこのとおり。

写真のデキがよいかどうかはともかく、加工すること自体がとても楽しいのです。


あとづけで機能を追加するのは、ちょっとめんどくさいのですが、それを使うのは楽しいし、

毎日新しいアプリが出る中で、いいものを探していく楽しみもあります。


というわけで、昨年10月に購入した当時よりも満足度は右肩上がり。

今はメモ、ネット閲覧、カーナビ、スキャナ、ゲーム機、

あらゆる用途で 重宝を通り越して、依存しています


純粋に 電話としての使い勝手にクセがあったり、パソコンとの連携がないとちょっと厳しいなど、

まだまだ 馴染みにくい一面があるものの、スマートフォンはケータイでできることを

ダイナミックに広げてくれます。


今回使用したアプリは、Magic Hour です。

競争激しい写真関連アプリで、上位をキープする一本です。

iPhone で いいアプリをご存知の方からの、「これは使える!」情報、お待ちしております)

進藤 幹人

Summer Time Blues

サマータイムといえば、Mr.サマータイム。

そして、Mr.ムーンライトに ミスタードーナツ。

夏には いろんなミスターがつきものですが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

中には、肝油ドロップの下にひかれた紙で、

パラシュート作りにチャレンジした方もいらっしゃるかもしれませんね。


そういえば、吉川晃司さんのアルバムに、

パラシュートが落ちた夏、なんていうなんだか ロマンチックだけれども、

冷静に考えたらとんでもない事故を思わせるタイトルがあったりもしましたが、

かくいう私はと言いますと、妻と子供たちが妻の実家に帰省していたので、一人きままに・・・

家にこもってました!!


家の敷地から出たのは2回、スーパーに見切り品を漁りにいった時だけです。

あとは猫と一緒にひっそりと暮らしていました。

 

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我が家の愛猫、「めざし」です。

猫は快適な場所と 枕を探すことにかけては、人間を遥かに超える能力があります。

猫は神の最高傑作だと思います。

 

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葦簾(よしず)の日陰で。

やはりエアコンの涼気よりも自然の風を好むようです。

 

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ウッドデッキの上で。

弱点であるお腹を屋外でさらけ出すのは、動物として危険なことなのですが・・・

 

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私は休みの間、こういうものを食べていました。

食べ物の写真が出てくると、急にブログらしくなるから不思議ですよね。

これが手軽で実に美味しいのですが、悲しいことに生産終了しているらしいのです・・・

 

ただ 猫と戯れていたわけではありません。

過酷で孤独な戦いに挑んでもいたのです。

Wii版モンスターハンターG、

最高難度のクエスト「4つの巨塔」(通称「黒4本」)をソロで達成しました!!

もちろん、閃光玉と音爆弾は不使用です!!

 

ヤッタ―――――――!!

 

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・・・いえ、いいんです。

わかってくれる人が一人だけでもいれば・・・ 

いいんです。すみません。


振り返ればちょっとブルーになる私のサマータイムの思い出。

皆様は素敵な夏休み、過ごされましたか?

(今回の写真は全て、iPhone4で撮影、加工してあります)

進藤 幹人

盆 to be Wild

blog-sid013a.jpg今年も お盆が近づいてまいりました。

今回は、この時期がくると いつも思い出す話をしてみたいと思います。


私には、同い年の従兄弟、Mがおります。

小学生の頃から、Mは突拍子もない発想と、感情のままの言動で、

周囲にサプライズを与えてきた ワイルドな少年でした。

お盆の時期を迎え、実家に帰って、Mと私、私の弟の3人で

遊んでいたときのことです。


当時、私が住んでいた地方の学校の給食には、肝油ドロップなるものが 毎日1粒ついていました。

今で言うサプリメントみたいなものですが、給食だけでは摂りきれない栄養素を

補う意味で、出されていたものなのでしょう。

夏休みの期間中でも、家庭でこの肝油ドロップを食べられるようにと、学期末に購入できましたが、

私にとっては、いつも買ってもらえない あこがれのアイテムでした。


Mの家庭では、この肝油ドロップ ひと月分の入ったケースを買っていたのですが、

(浅田飴の丸いアルミ缶が プラスチック製になったものをイメージしていただくとよいと思います)

ある日突然そのケースを差し出して、


   「全部食っていいぜ」


と、言い出したのです。


東北地方の短い夏休みが終盤を迎えていたとはいえ、ケースの中にはまだ十分な数が残っています。

一日1粒以上食べてはいけないと言われていた肝油ドロップを、一気食いできるとなって、

私と弟は、大喜びで食べつくしました。


同い年ながら 豪気なMに、尊敬に近い念をいだいていると、彼は空になったケースを満足そうに見て、

ケースの底にひかれていた、薄くて丸い紙を取り出しました。


   「まぁ見てろ」


丸い紙を4つにたたんで広げ、折り目を目印に外周近くに4つの穴をあけ、糸を通しはじめました。

そのあたりになると、私と弟も察しがついて、貴重なサプリメントを大量にもらった恩に応えようと、

彼の落下傘づくりを手伝いました。


4本の糸を一つにまとめ、その先に重りをくくりつけて、完成!

落下傘を手にしたMを先頭に、急な階段を駆け上がり、2階の窓からシュートしました!

 


     ボテッ…


名も無き兵士の命を支えるパラシュートは、開くことなく、そのまま庭に落下しました。


彼は、惨めな放物線を描いた 肝油ドロップソルジャーの残骸をみつめた後、

私たちに向き直って、恨めしそうに言いました。blog-sid013.jpg


   「やらねばいがった (やんなきゃよかった)…」


相手の申し出に従ったとはいえ、ドロップを全て食べつくしてしまっただけに、

私と弟は、彼にかける言葉もみつかりませんでした。

 

やはり、石材加工品と同様、目的に合った素材と加工が必要なわけですが、

そもそも丸い紙が欲しいだけなら、

 

   肝油ドロップを食わせる必要なんかなかったんじゃね?

 

と、今も思い出すたび、突っこみたくなるのです…

 


   Mよ。

今年も帰れないけど、お墓、きれいにしてくれてるか?

 進藤 幹人

オペレーション・サンドストーム

  テレビの 地上波アナログ放送が 終了しました。


今まで、ごくあたり前にあったものがなくなる瞬間。

日本の放送史に残る 一大スペクタクルを見届けようと、24日正午、テレビの前で構えていましたが、

NHKでは至って普通に、青い背景の お知らせ画面に変わってしまいました。


あまりにあっけない変化にガッカリして、その日はもうアナログ放送を見なかったのですが、

後で聞いた話によると、深夜0時にいわゆる砂の嵐になったそうで、そちらを見ればよかったと思いました。

 

思えば中学生の頃、


「夜中によぅ、すげぇキワドイ番組やってんだってよ。 『砂の嵐』 ってヤツ」


という話を聞いて、眠い目をこすりながら、夜更かしした思い出もある私ですが、

皆さんには そんな青春のひとコマ、ありませんか?


そんな 「砂の嵐」、これからは、福島・岩手・宮城の3県を除いて、24時間視聴できます。

 


今後は、


「地デジじゃ放送できないキワドイ番組があるんだけど、アナログにすれば見られるんだぜ!」


というお話が、中学生の間に 広まるのかもしれませんね。 (ないない

 

『砂の嵐』のお話で、いらぬ夜更かしをした次の日、私は友人に食ってかかりましたが、

彼は 本当に悪かったと謝り、お詫びに違う番組を教えてくれました。


「朝4時くらいに、 『虹の架け橋』 っていう ヤバい番組があるらしいんだ」

 進藤 幹人

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スタンド・バイ・ミー

皆さん、成人病は早期発見が大切です。

あなたの命は一つ。

あなたの周りにあるたくさんの心が、悲しみにそまらないように。

健康診断、受けてますか?


というわけで、

年に一度の 健康診断に行ってまいりました。


場所は、羽黒石材商工業協同組合。 近隣の石材組合の方々と合同です。

7月の日差しのもと、羽黒駅までの数百メートルで、既にクラクラしましたが、

なんとか組合の事務所へ たどり着きました。


昭和の空気を現代に伝える、非常に私好みな建物に入ると、

すぐに、検尿のための検体をとってほしいと言われました。

もちろん、トイレで検体を採るのですが、なにぶん人数も多く、

この事務所には、小さな男女兼用のトイレが 一つあるだけ。

人口に対する受け皿の小ささは、検査に携わる皆さんもよくご承知のようで・・・


女性の方は トイレが向こうにありますので」


というご案内。

このさりげない一言に込められたメッセージを読み取った

我々、後藤商店男子社員一同は、静かに外へ。


草むらの前に佇む男たち。

私のそばには、頼りになる上司と 先輩が、スタンド・バイ・ミー (そばに立っています)。

進藤 幹人

The Rolling Stones

墓石や記念碑、石塀などのように、世の中に必要とされる石がある一方で、

ありがたくない石もあります。

今回は、ありがたくない石のお話です。


とある金曜日。


寝起きから、背中にピリッとした痛みがありました。

前日、長時間の運転をして、同じ姿勢をしていたせいかもしれないと思いながら、

そのまま仕事をしていましたが、

痛みは ジョジョ に、もとい 徐々にはっきりしたものになってきました。


訪問先での仕事を終え、会社まで戻ってから荷物を持ったとき、

背中に ギャン!とくる痛みが走り、翌朝は ズギュゥゥゥン! という痛さになりました。


ありのまま、その日起こったことをお話しますと、

「こっちを向いて寝ていたら痛いので、

元の姿勢に戻そうとしたら、さらに痛かった」

… 何を言っているのかわからないと思いますが、

私も何が起こっているのかわかりませんでした。

背中がどうにかなりそうでした。

寝違えだとか筋肉痛だとか、

そんなチャチなものでは断じてありません。

もっと恐ろしいものの片鱗を味わいました。


病院に行くと、水分をきちんと摂っているか、小水はちゃんと出ているかなどと聞かれます。

私の脳裏によぎったのは、 「尿路結石」

まさか、自分の体に ローリング・ストーンズ が結成されようしているッ!?


レントゲン写真を撮るときに、今回の被爆量は 何ミリシーベルトぐらいだろうかと、

流れ的にどうでもいい上に、面白い箇所が一つもない時事ネタを考えつつ、診断を待っていると・・・


「十中八九、ただの腰痛だね」


とりあえず、女性看護士さんのスティッキーフィンガーで、痛み止めを打ち込まれ、病院を後にしました。

初来日を目前に追い返されたストーンズよろしく、今回の体内ライブは中止となりました。

(時を経てストーンズは来日を果たすわけですが…)

進藤 幹人

M

私にとって、 「美少女」 という言葉の定義は、blog-sid010.jpg

中学校1年生の時のクラスメートだった、Mさん そのものです。


切れ長の目で、凛とした表情。

それまでの小学校で好きになった 女の子たちとは、

全く 次元の違う、美しさ。

学級委員を務めて、成績優秀。 さらに、音楽の授業での、ピアノ伴奏。

通常は、音楽の先生がする仕事をごく自然にこなす姿は、あまりにまぶしく見えました。

5月の風に新緑ざわめく中、美しく流れる 「夢の世界を」 の伴奏は、今も、私の耳の奥に残っています。


爽やかな初夏は あっという間に過ぎ、続く東北の短い夏。

少ないお小遣いを ゲームセンターで浪費した夏休み (このお話はまた今度) も 駆け足で終わり、

二学期に入って、まもなくの頃でした。


クラスの一大イベント、席替えで、教卓のほぼ真正面、最前列(フロント・ロウ)になったときは

かなり絶望的な気分で、地獄の底からクラスメート全員(Mさん以外)を呪いたくなりましたが、

件のMさんが、私のすぐ後ろの席に収まったのを知ったときは、一気に、有頂天になりました。

言うまでもなく、私は授業中、用もないのに後ろを振り返ったり、消しゴムを借りたりしたものです。

そんな夢のような毎日を過ごしていた、ある日のこと。


私の通っていた中学は、お昼は、愛情こもったお弁当を持参、もしくは

パン売り場の修羅場をくぐり抜けて、勝ち得た糧を食すことになっていましたが、

なぜか、牛乳だけは支給されていました。

今思えば、利権の絡んだ話だとうがった見方をしてしまいますが、

この世で最も愚かな生き物である、男子中学生たちにとっては

「不用意に口に含んだヤツを笑わせて、吹き出させるアイテムが毎日自動的に届く」

という意識しかありませんでした。


いきなり笑わせて吹き出させる = 笑わせた本人もその牛乳を浴びる


加害者こそ最大の被害を受けるにもかかわらず、こうした行動に出るというのは、
かなり不条理な行動ですが、

彼らは、崇高なる目的のためには、いかなる犠牲も度外視する過激派です。

そんなお昼のテロリストの筆頭が、Kでした。


私が、パン売り場の過酷な戦いの末に勝ち得たピザパンをほおばって、牛乳を口にした時、

Kは、私をターゲットに選びました。


モノマネ、変顔、一発ギャグ。


Kは、持てる能力の全てを総動員して、私を笑わせにきましたが、

私は、当時習っていた剣道における精神集中によって、乗り切りました。

決して笑わず、静かに鼻で息をして、こらえました。

うかつに飲み込んではいけません。

その時こそ、Kが最後の力を振り絞って襲いかかってくるからです。

一段落ついたものの、鼻での呼吸は限界があります。

口に牛乳が残ったまま、少し上を向いて呼吸を整えようとしたとき、

不意に笑いの波が襲いかかってきました。


Kの仕業ではありません。


それまでこらえていた笑いが、突然思い出したように湧き上がってきたのです。

パソコンがまだマイコンと呼ばれていた時代にありながら、私の脳内では、

Kのパフォーマンスが、YouTubeのごとく 再生されていました。

外からの攻撃には耐えたものの、内から無防備な一瞬を衝かれて、私の守りは脆くも陥落しました…。


「ブゴッ!」


声にならない叫びをあげて、私は上を向いたまま牛乳を噴き出しました。

噴水のごとく上がった牛乳が、周囲に飛び散ったこの光景をベジータが目撃していたら

「きたねえ噴水だ」

とでも言ったことでしょう。


ともあれ、事故の直後に私のすぐ後ろから

「キャーッ!」

という悲鳴が上がりました。


…白い凶弾は、後ろの席にいた、Mさんのかわいらしいお弁当をも、直撃していたのです。


お母さんの作ってくれた、お弁当に起こった悲劇があまりにもショックだったのでしょう。

Mさんは、泣いていました。

凛とした彼女の涙を見たのは、私の人生のうちでそれ一度きりです。


私はうろたえ、謝ることさえ忘れていました。

いや、あまりの出来事に、謝ることも恐ろしかったのだと思います。

そして、こうした場面で、弱い人間は、えてして最悪の行動を選択します。


「お前の弁当がそごにあるがらわりんだべや!」 (お前の弁当がそこにあるから悪いんだろ!)


もし私が、タイムマシンの被験者となることがあるなら、迷わずこの瞬間に立ち戻り、

理不尽な逆切れで、その場をしのごうとするクソガキを、血ヘド吐くほどぶん殴り、

Mさんに土下座して謝らせることを希望するでしょう。

嗚呼、ドクのデロリアンさえあれば!!


Mさんの周囲にいた女子から総攻撃を受け、周りの男子の友達、

さらには、Kからさえ非難されながらも、私は謝りませんでした。


次の日。


私は入学以来、最も重い気分で 登校しました。

やっぱり素直に謝れば… そんな気持ちもあったと思います。

しかし、私の愚かさは、想像を絶するものでした。


いつも私より、ずっと早く登校するMさんは、私の顔を見るなり机の上にバッグを出しました。

その視線は揺ぎ無く、その迫力よりも、美しさに圧倒されていた私に、

彼女は小さなお弁当箱を差し出しました。

そして、突然、彼女は表情をやわらげ、はにかんだ表情で一言。


「昨日はごめんね。進藤君の分もお弁当つくってきたから、お昼に食べて


  
… どうして、こんなミラクルな発想ができたのか。

私自身、本当に理解に苦しみます。

おめでたすぎる妄想を抱いた私に、現実世界の彼女は、猛烈な剣幕でまくし立てました。


「あんたのせいで、弁当箱、替えたんだからね!!!!」


あまりに当然。

一気に 現実に引き戻す一言。

私は、もはや、謝る機会さえ失ったことを思い知り、何も言えず立ち尽くすだけでした…。


あれから30年ほどの年月が経った今でも、この時のことを覚えているのは、

彼女の怒りの言葉の強さもさることながら、

彼女の声が、他の誰でもない、私一人のためだけに発せられたという、密かな悦びがあったから、

であるのかもしれません。


愚かな罪と甘美な罰。

私の中の 「美少女」 は、その瞬間に定義されたと言ってもよいでしょう。


文学的な表現に挑戦しようとしたのですが、大失敗どころか、これじゃただの 
変態 ですね。


あと、これは、実話を元にしたお話ですが、脚色はしてあります。

さすがにここまで、特殊な趣味を持った少年ではなかったことを、

私自身の名誉のために申し添えておきます。


♪ いつも一緒にいたかった~


いや、Mさんと一緒にいたことは、全くないですけど。

 進藤 幹人

Killer Queen

突然ですが、私は、ゲームが大好きです。


私は以前、ゲームの流通に身をおいていた時期があり、

戦争とさえ言われる メーカー同士の競争を、リアルタイムで見てきました。


ここ20年ほどの ゲーム機戦争について、常に言えること、

それは、一強皆弱」です。


「ファミリーコンピュータ」 と、その他、

「スーパーファミコン」 と、その他、

「プレイステーション」 と、その他、

「プレイステーション2」 と、その他…


現在は、任天堂の 「wii」 と、その他。

(ここに名前の出ていないハードに 思い入れのある方には申し訳ありませんが、

  あくまで、世間一般の認識として… です)


いわゆる 勝ちハードが、シェアを大きく独占し、

負けハードは、残った僅かなパイを争います。

ゲームソフトは、売上にかかわらず、製造する時点で ハードメーカーに お金が入る仕組みになっているので、

当然、自社製品が勝ちハードになれば、莫大な利益を得ることができます。

自ずと各社は、ライバルの機械を凌ぐ性能や、特徴をもったハードを 開発します。


しかし、それだけではハード戦争を制することはできません。

なぜなら、ゲーム機は、ハードそのものだけでは 基本的に何もできないからです。

当然、ユーザーも、自分の遊びたいゲームが遊べるハードを購入の決め手とします。


ハード購入に踏み切らせるほどの 魅力があるゲームを 「キラーソフト」

もしくは 「キラーアプリ」 と言います。


ファミコンの圧倒的優位を決定づけた、「マリオ」「ドラクエ」

スーパーファミコンで 優位を磐石なものとした 「ストⅡ」

任天堂不敗神話を崩壊させた 「ファイナルファンタジー」

携帯ゲーム機そのものの存亡の危機を救った 「ポケモン」 …


市場のバランスを、劇的に変化させたキラーソフトたちの名前は、

ゲームに全く縁のない方でも、一度は耳にしたことがあると思います。


現在、携帯ゲーム機市場においては、

常勝してきた 任天堂の新ハード 「3DS」 が、予想外のスロースタートとなり、

一世代前に勝ちハードになりきれなかった ソニーの 「PSP」 が猛追している、

過去に類を見ない 構造の戦いが 繰り広げられています。


PSP 大躍進の原動力も、またキラーソフトです。

「モンスターハンター3rdポータブル」

毎日CMが流れていますので、ご存知の方も多いと思います。


ソフトの魅力は、ハードの世代をも超えるという証明ですね。

それだけ、ソフトの力は大きいということでもあります。

また、ハードの性能を上げるのには、高いコストがかかりますが、

ソフトはちょっとした工夫の積み重ねが 大きな魅力になることもあり、

比較的低いコストで大きな効果があります (高いコストをかける工夫も もちろん あります…)。


一方で、石材業界においてはどうでしょうか。

石そのものをハードとすれば、ソフトとなるのは… と、考えてみたくなります。


墓石における独創的なデザイン、繊細なヤクモノ、正確無比な矩、徹底した磨き、品格ある文字、強固な施工…


墓石に留まらないかもしれません。

おしゃれな照明器具、玄関を和ませる小さな置物、庭園の主役となる彫刻、信仰を支える仏像…


ゲーム機は、同じものを買えば 同じ性能であるのに対して、

石は、同じ石種であっても、そこには違いがあって、同じものは一つとしてない、天然の素材です。

ですから、両者を同じように当てはめて考えるのは、全く無意味であるかもしれません。

それでも、自社の「売り」をハッキリと打ち出している石屋さんは、

不景気と言われる中でも元気がいいように見えるのです。


以上、業界に入って、一年にも満たない素人(好きなハードは 「メガドライブ」) の、独り言でした。

進藤 幹人

'78

お客様のところを訪問している途中、ときどき、

ぐっと惹きつけられる光景があります。


それは、建物だったり、空模様だったり、あるいは車や人物だったりします。

 

そんな時。 

 

2~3分の余裕がある時には、車を停めて写真撮影。

ブログの素材を集めているのです。

断じて、サボっているわけではありません。

   ・・・ たぶん。


私のサボタージュ疑惑はおいといて。


以前、いろんな意味で物議を醸した 「パリのカフェ気分で」 に続いて、写真によるネタを。

blog-sid009a.jpgレンガ作り、狭い入り口、これまた狭い歩道沿い、破れたテント生地。

これだけでも、70年代テイストたっぷりなのに、お店の名前が、「スナック ラブリー」。

ハートをあしらった看板デザイン、完璧です!

 

お店のシャッターが閉まっていたのは、撮影したのが昼間だったから、ではないと思います。

それでも、かつて、このお店に足を運んだ人々が愛した、薄暗い店内を思い浮かべるだけで、

昭和の時代にタイムスリップできそうです。

 

当時を思わせるチープな画像処理で、夜っぽくしてみました。

青いシャツに黄色のネクタイ、赤いジャケットでキメた、

 blog-sid009b.jpg細身でサル顔の男が立っていれば最高だったのですが。

  

看板近影です。 

 

進藤 幹人

 

 

 

 

 

 

 

Blood

弊社には、何故か、私を含めて B型が多いのです。

 

個人的なお話をさせていただければ、私が以前勤めていた職場もそうでしたし、

我が家の4人家族のうち、3人はB型。

こうなってくると、日本人の7割はB型なんじゃないか? と考えてしまうわけです。

もちろん、実際はそんなことはありませんけど。

 

一般的な認識として、あくまで、一般的な認識として。

二度もお断りさせていただいた上で 申し上げると、

A型は几帳面、O型はおおらか、AB型は二面性、そしてB型は・・・

いいかげん?

 

「いいかげん」というのは 言葉のアヤとしても、何かとネタというか、

「お前はB型だからな~」

といった具合に言われることが、他の血液型の皆さんより多いような気がします。

私だけかもしれませんが。

 

私が 言い訳がましく言うまでもなく、B型には、私のような人間ばかりではなく、

周囲の尊敬を集める方も、たくさんいらっしゃいますし、

もちろん、他の血液型にも、そうした方は やはりたくさんいらっしゃいます。

そうなってくると、血液型による分類そのものの意味が 問われてくるような気がしますが・・・


一方で、そもそも、人間の性格が 4つに大別されるっていうこと自体がおかしいし、

血液型と性格の関連性は、科学的には何一つ証明されていない。

それに、血液型の分類はたくさんあり、ABO型はその一つにすぎない。

そんな根拠のない根拠で、他人のことをあれこれ言うのはどうしたものか? 

と、いわれる方もいらっしゃいます。

 

まぁまぁ。

たしかにその通りです。

しかし、落ち着いて考えてみてください。


血液型別の性格診断を 本気で信じきっている方って、一体 どのぐらい いらっしゃると思いますか? 

よくよく聞いてみれば、血液型に関する言葉の多くは、

話や、人間関係の潤滑剤として、使っている程度の方が ほとんどだと思います。

こうなってくると、逆に、

「血液型性格診断に、科学的根拠などないッ!」

などと、力説する方が恥ずかしくなってきませんか?


個人的には、血液型と性格の傾向というのは、現代における一種の信仰だと思います。


宗教的というようなものではなく、年が明けると初詣に行くとか、新車の納車には大安の日を選ぶとか、

そういった意味合いでの信仰。

それは絶対のルールではないし、正しいとも言い切れず、

どちらかと言えば、無駄とさえ 言えるかもしれません。

 

でも、そういった、必ずしも必要ではないことが、

私たちの生活を、より人間らしくしているのではないか と思います。

 


蛇足ながら申し上げますと、私個人は血液型による性格診断、信じておりません。

なにしろ、A型以上に几帳面なB型が、ごくごく身近におりますので・・・

進藤 幹人